営業ってノルマに追われてシンドイ。
残業が多くてブラック職種。
ストレスで精神が病む。
多くの人がこんなイメージを持っているのではないでしょうか。
確かにこのようなイメージと似た状況は実際にたくさんあると思います。
中にはもっとヒドイわ!とツッコミを入れたくなるような人もいるでしょう。
今回は現職プレイングマネージャーのわたしがキレイごとなしで営業のやりがいと営業のつらいことを書きます。
・やっぱり営業志望は辞めようかな
・どんなやりがいがあるんだろう…
こんな感じで営業についてどんなやりがいがあってどんな辛いことがあるのかよく分からない人はこの記事を読めば分かってもらえると思います。
ちなみにこの記事を書いているわたしは…
・入社2年目に成績優秀者で表彰
・現役プレイングマネージャー
営業のやりがい
人に感謝される
これは本当に素晴らしい体験です。
お客様に心から「ありがとう」と言われた瞬間はとてつもない自己肯定感に包まれて高揚感がわいてきます。
わたし自身が人見知りで決して話好きなわけではないのに営業を続けられている最大の理由はこれです。
いきなりキレイごとやないか!とツッコまれそうですが本音です。
言うまでもなく報酬(お金)は生きていく上で大切です。
でもお金より役職や地位より人に感謝される、頼りにされることが生きる(仕事をする)原動力になっています。
数字に強くなれる
営業は数字との戦いです。
売上はもちろんのこと、商品構成比率、商品消化率、粗利率、返品率、販管比率など営業部門以外ではなじみの少ない数字と日々向かい合って仕事をしなければいけません。
職種や会社によって扱う指標や分析方法などは異なると思いますがほぼ間違いなく数字はついてまわります。
あぁ…おれ、数字弱いから無理だ…と思った人、大丈夫ですよ!
数字は慣れです。
毎日触れ合うことで絶対に慣れてきますので安心して下さい!
ちなみに私は新卒で入社、即営業部に配属されたのですが、粗利率の計算方法すら分かりませんでした。恥ずかしい話です。
それが今では決算書のPL、BSくらいは見て理解できます。慣れとやる気次第だということが分かってもらえると思います。
社長になれる可能性が高くなる
数字に強くなるということはどういうことか?
それは経営者の視点に自然と近づくということです。
ネット上でデータを探しても見つからなかったので説得力に欠けるかもしれませんが、ほぼ間違いなく社長になっている人の大部分は営業出身です。
数字に弱い社長なんてあり得ません。
そういった意味で営業職は社長になれるチャンスが他の部署より格段に多いということです。
目指すか目指さないかは別です。
人的ネットワークが広がる
社外でいろいろな人と出会えます。
先程の「社長は営業出身が多い」というのは就任後に人的ネットワークが広いと何かと会社のプラスだという点も理由のひとつなのではないかと推測できます。
優秀な営業マンであれば間違いなく優秀な人とのつながりが広がっていくし、そのつながりを大事にするはず。
そうすれば自分とは違った感覚を持った人たちとの交流も活発になるので知識のストックが自動的に増えます。気付きが増え自分の成長につながっていくのです。
これはずっと社内の業務をこなす部署の人には難しいでしょう。
会社の経費で会いたい人に会いに行ける
これ、経営者にとってはめっちゃ腹立たしいことかもしれませんが、営業の醍醐味のひとつです。
仕事をしっかりして数字も残しているのであれば、時間を空けて気になっているインフルエンサーやSNS等でつながった人に会いにいけます。
出張となれば、その地域に住んでいる友人や先輩・後輩、親戚などにも会いにいけるのです。探せば結構いるものです。
今はSNSでつながれば何年も会っていない友人なんかの近況はすぐ把握できます。
良い時代ですね!
人に会うだけでなく、その地域の郷土料理を味わったり、観光地の雰囲気を感じたりするのもいいですね。
お客様との会話でも話題にできますし、いいことしかありません!
会社のお金でしばらく会っていなかった家族や友人に会いにいけてご当地料理も味わえるのは営業という職種だからこそです!
サボれる
営業は数字が全てということが前提の話です。
わたしは部下によく言います。
サボるなら積極的に大胆に!
と。サボることが営業の肥しになるのならサボっても良いという考えなのでチマチマとサボるくらいなら半日、1日つぶしてもいいから自分の知識になるようなサボり方をしなさいということです。
だだし、新人には言いません。
詰め込んででも覚えて欲しいことがたくさんあるからです。
営業のツライこと
逆に営業がツライと思うことを挙げていきます。
常にノルマに追われる
営業は「稼ぐ」部門です。営業がサービス(モノ)を売って稼がないと社員の給料は出ないのです。
よって会社からの風当りは当然キツいです。その環境の厳しさから営業職を辞めてしまう人も少なくありません。
現実です。
他部署から営業は好き放題言うと批判される
営業はお客様と会社との狭間でツライ思いをすることが多々あります。
例えば、お客様から「納期をもっと詰めて欲しい」と言われたら会社に帰って納期を管理している部署に「もっと早くして欲しい」と交渉しなければなりません。
開発に関することであれば「ここにこういった機能を付けて欲しい」とか事務処理に関することであれば事務スタッフにお願いしたり、といった具合に他部署を巻き込んで仕事をすすめていかなければならないのです。
これって結構めんどくさいです。
わたし、苦手です。
全ての人が協力的であれば悩むことはないですが、そんな甘い世の中ではありません(笑)
「営業は何も分からず客の言いなりで仕事を受けてくる!」
職人気質の強い社内の人から、誰もが言われたことのある言葉でしょう。
こういった面倒なこともすんなりこなせるようになるには経験しかありません。失敗しながら覚えていくしかないのです。
おそらく、あなたは真面目で使命感を持っているのだと思います。
投げ出すことは恥ずかしいことではありません!
あたなの貴重な「時間」と「感情」をブラックな会社や上司に費やすのは本当に勿体ない!
バックレてもいいので明日から会社に行くのは辞めて下さい!
さいごに
営業のやりがい
・数字に強くなれるし社長になれる確率が上がる
・人的なネットワークが広がるので自分の知識が広がる
・成功者のマインド・メンタリティに触れることができる
・サボれる。数字を上げていれば積極的にサボれる
・会社のお金で好きな人に会いにいける
営業のつらいこと
・他部署の職人気質に罵られる
いかがでしたでしょうか?
営業って素晴らしい仕事ですよ!