人間、知識と経験を得ることによって「知恵」として力を蓄えていくものです。
ほとんどの人が年を重ねることでそれなりに成長していくと思います。
しかし、今から書く【伸びない人が絶対持っている特性】を身に付けたままだと間違いなく成長速度は下がってしまいます。
それどころか「面倒くさい中堅」⇒「出世できないおっさん・おばさん」⇒「老害」というとても険しい道を歩んでしまうことでしょう。
使えない人材としての地位を獲得してしまいます。
伸びない人の特徴を細かく挙げていくと1,500個くらいになってしまうので今日は3個だけ取り上げてみたいと思います。
この記事を書いているわたしは…
・ブラック企業で営業として6年半修行
・現在まで約1,000社以上のオーナーと社員を観察
・アパレル企業で営業マネージャー職
伸びない人の特徴
減点方式価値観の持ち主
失敗しないことが重要だと思っている
減点方式価値観ということは何となく理解できますよね?
自分が減点されることを常に恐れ、人を減点することで自分のポジションを確立していく人です。
そういう人ですからまず自分は「失敗しない」ことが最重要だと思っています。
難しい仕事にはチャレンジしようとしません。どうしてもやらなければならない時は決まって責任を押し付ける場所をめちゃくちゃクリエイティブに探します。
どうやってこの仕事を成功させるか、やり遂げられるかという本来の筋とは離れたところで必死にエネルギーを使ってしまう人です。
何もしないことが一番
減点されることを恐れているあまりその人にとって一番重要ことは何もしないことです。
成功も失敗もしない、そして人には減点したがるどうしようもない人材です。
そんな人は絶対に伸びません。
何故か仕事ができると勘違いしている
いくら存在価値がない人だとしても本当にデスクに座っているだけではありません。
では先程の「何もしない」とはどういうことでしょうか。
それは「絶対に失敗しない仕事を選んでこなしているだけ」ということ。
そしてこの手の人の大半が自分はできると思い込んでいる傾向が強いから厄介です。
最終的に人を減点しそれを発信する
最終的に自分が思うように評価されないことに我慢できなくなり、社内で周りの人を減点し、さらにそれを発信しはじめるようになります。
もう末期症状です。
誰もその人の相手をしなくなるでしょう。
他人の価値観を許容できない人
自分絶対主義のわがまま
自分の価値観こそ世の中の正解だと信じてやまない人。
ですから自分とは違う価値観は「不正解」にしてしまい、敵視します。
本当にただのわがままです。
最終的に誰にも相手にされなくなり「価値観警察」の制服に着替え、自分とは違う価値観がどこかに転がってないか嗅ぎまわります。
そして見つけた時には目を輝かせて指摘するのです。
何と無駄なエネルギーを使っているのでしょう。
偏った価値観でしか物事を見れない
そんな人なのでいつまでも俯瞰で物事を見る訓練ができません。
従っていつもまでも他人に配慮できず老害となっていくのです。
様々な価値観に触れて頭をぶつけながら人は成長していくものです。
人からイジられない
正義をふりかざすメンヘラ
常に自分の中での正義を周囲に振り回すメンヘラ(30歳を超えるとイタイですよ)な人。
捨てないといけないプライドと持っておかないといけないプライドの見分けがつかない為に人からイジられることを極度に嫌います。
AKBのように人気投票があったら間違いなく圏外に位置する人です。
これからはあらゆるシーンで「人気者」=「強い」という図式が更に協力に強くなっていきます。
そこが理解できない人は成長しないと思います。
オタキングこと岡田斗司夫さんは何年も前に「評価経済社会」という本を出版されています。
ユーモアに欠ける
存在そのものをコンテンツ化できるような天才はそうはいないでしょうが、話が面白く、何となく「おもろい奴だな」くらいにはなれるはず。
もちろん性格の問題もあるので無理に「おもろい奴」になろうとする必要はありませんが、「面白くないやつ」からは脱却したいところです。
情報が入ってこない
イジられることを極度に嫌い、ユーモアに欠けるように人に人は寄ってきません。
ということは情報が入ってこないということです。
特に30代中盤以降からはいかに社内・社外共にバイタリティ溢れる人と接することができるかがかなり重要です。
いつまでも自分のテリトリー内だけで居心地が良い環境のみに頼っていて実績を上げている人をわたしは見たことがありません。
やはり積極的で挑戦し、失敗しながらも必死で働いている人に同じような人が集まり、また助けてくれる人が現れるのです。
これから意識するべきこと
失敗を恐れつつ必死で行動する
成功する為に必死で考える
失敗はしないに越したことはありません。言うまでもありませんね。
ここで失敗を怖がっていたら今までのあなたと同じです。
とにかく成功する為に勉強し、成功する為に行動することです。
うなされるほど考え、吐きそうになるほど悩んで準備を進めるた後は覚悟を決めるしかありません。
必死で考え行動すれば反省できる
失敗を防ぐ為に必死に考え準備していたのであれば、上手くいかなかった時も上手くいった時も必ず反省すべき点や改善すべき点、今後更に強化すべき点などが浮き彫りになるはずです。
それがぼんやりしているのであれば、準備が足りない(何となくやった対策)と思って下さい。
もう他人を減点する暇はないはず
このように行動や考えを習慣化すればもう他人を減点したり、自分の価値観警察になったりする暇はないはずです。
自分が進むべき方向、ビジョンに向かって捨てるべきモノが明確になります。
捨てるべきモノがはっきりすれば、迷うことがなくなると思います。
時間の使い方、人との付き合い方や向き合い方など今まで費やしていたエネルギーを全て自分の為だけに効率よく使えるようになります。
誤解のないように言っておきますが、「自分の為だけに」という中には当然自分が大切にしている人も含まれています。
そう考えることができれば、自分以外の意見や価値観は受け入れらるものです。
受け入れられるというよりは気にならなくなると言った方が正しいかもしれません。
自分の恥ずかしい部分を見せられる人は間違いなく強い!
苦手な人もいると思います。できない人もいると思います。
これができるからと言って優秀な人とは限らないと思います。
でもこれができる人はできない人よりは絶対に強いです。
この恥ずかしい部分というのは今まで失敗したこと、苦手なこと、恥をかいたこと、ちょっと人に言うのは憚られるようなことです。
わたしの経験上、プライドが高く、バカにされたくないと思っている人はこれが全くできません。だから面白くない。
人も寄ってこないんですよね。
明日から、いや今からでも自分の恥ずかしい部分を少しづつでも会話で出せるように頑張っていきましょう!
長々とダラダラ書いてしまいましたが、わたしが見てきた伸びない人の特徴でした。あなたの回りにそういう人がいても無理に気付かせる必要はありません。
あなたはもうそんな人に時間を取られる人ではないでしょうから。